組紐装飾 「一条」

組紐装飾 「一条」
@個人邸・茶室

華美な装飾ではなく、正絹の光沢や組紐の持つ立体的な色や繊細さの「江戸の粋」を表現した茶室の装飾を製作しました。
組紐の房の部分を漆塗りの天板の中に通すことで、
茶室の整然とした雰囲気に不可思議なエッセンスを付加したデザインになっています。
貝紫色の金剛組18mm巾のなかにワイヤーを組み込んで
天井からひと筋に垂れる、茶室の装飾になっています。
漆塗の天板以外にも他の素材(螺鈿や大理石など)を用いて、
組紐の素材も 正絹以外に蓄光糸や反射繊維を使用すれば また違った印象になります。
天井部分はワイヤーシステムを打ち込んでいるので組紐本体の交換が可能で、
茶室の花など四季折々のバリエーションで組柄や色を変えて仕様することが出来ます。